大倉織物で織られている「琥珀織」。その名古屋帯の帯の配色を職人と共に体験していただきます。実際に織場(はたば)で使用している糸見本を使い、3色の緯糸(よこいと)の組み合わせを考えていきます。
その選んだ配色で世界に1本だけの帯を織り上げます。
1.色選び
3色の緯糸選び。
まずはベースとなる経糸(たていと)の白か黒を選びます。
その後、好きな3色の組み合わせを選んでいきます。
色は、普段目にすることのない現場の職人だけが扱う糸見本を使用します。
100色以上ある糸の中からお好みの3色を選んでいただきます。
2.糸繰り(いとくり)
緯糸の準備
選んでいただいた色糸を帯を織るために糸を機枠に巻きっとっていきます。
職人が1色づつ丁寧に準備していきます。
3.緯巻き
糸繰りで木枠に巻き上げられた糸は、小さな木管に順番に巻いていきます。
これで緯糸の準備は完了です。
4.製織
木管に巻いた糸を使用し、熟練の職人が1本づつ織っていきます。
通常は糸のロスと効率よく織っていくために同色を続けて織っていきます。
そのため、1本からの受注を受けることはほぼありません。
5.完成
配色していただいた帯の完成です。
選んでいただいた3色の緯糸と経糸が織り重なり実際の糸より深みが増し織りあがります。
どのように変化するかは出来上がっての配色それぞれの楽しみです。
普段は体験することのできない帯づくりの楽しさと奥深さを是非ご体験ください。
※ご注意事項 ご確認ください
各画像はそれぞれイメージ画像です。実際とは異なります。
今回の特別企画では、お客さまに体験していただくのは配色までとなっております。
その後の工程は熟練の職人が責任を持って1本1本織りあげます。
完全受注生産となるため納期はおよそ1~2ヵ月程度(配色によって異なります)となり
ます。その点ご理解ご了承のほどお願い申し上げます。